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リオ・グランデ・ド・スル州=死者数は31人に増加=州都では堰決壊の被害も

2023年9月7日

 【既報関連】4日に発生したサイクロンや寒冷前線の影響で、4~5日に暴風雨による被害が広がったリオ・グランデ・ド・スル州では、6日昼過ぎの段階で死者数が31人まで増えた。同州の雨は6日も続いており、州都フロリアノポリスでは、貯水池の堰が決壊し、猛烈な勢いで流れ出した水による被害も出たと6日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 6日昼過ぎの時点での死者数は、ムスン市15人、ロカ・サレス市8人、イビライアラス、ラジェアド、エストレラ各2人、マット・カステリャノ、パッソ・フンド各1人となっている。
 計31人という死者数は過去40年間で最多だった6月のサイクロンによる死者の16人のほぼ倍にあたるが、6日の時点でも行方不明者の数は確定できていない。
 6日昼過ぎの報道では、被災市数は70、親戚や知人宅に身を寄せている人や避難所に退避している人が計4634人と報告されている。
 また、6日未明にはフロリアノポリス市にある州水道公社の貯水池の堰が決壊し、モンテ・クリスト地区にある家屋や商店92軒と車が大破し、路面も損傷する事件も起きた。堰決壊による死者はなく、2人が軽傷を負ったという。
 また、今回の風水害では、雨が小康状態になってからも川の水位上昇が続き、人や車、家屋まで流された。6日付G1サイト(3)では、水が引いた町の真ん中の電線に、濁流に流された後に引っかかって身動きできなくなり、中づりになった羊の動画も掲載されている。
 同州では6日も行方不明者やその情報を求めて走り回る人達の姿が途絶えていない。


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