アントニー=別の女性も暴力被害訴える=本人は無実訴え訴訟の構えも
元恋人への暴力事件の騒動の渦中にあるサッカー選手、アントニー(マンチェスター・ユナイテッド)が、別の女性からも暴力被害の訴えを起こされ、反論のための訴訟準備に入っている。11日付フォーリャ紙(1)が報じている。 アントニーは昨年、元恋人のガブリエラ・カヴァリンさんから妊娠中の暴力で訴えられた上、この9月にも、今年の始めに「頭突きをされた」「グラスで顔を殴られそうになった」などと、証拠写真や携帯電話の会話の証拠とともに訴えられた。所属のマンチェスター・ユナイテッドはこの後、事件が解決するまでアントニーの試合出場を停止させる判断を下している。
その矢先、今度は33歳の銀行勤務の女性イングリッド・ラナさんが、「2022年10月にアントニーから性交渉を迫られ、断ると壁に押し付けられ、頭を殴られた」とテレビのインタビューで証言した。
アントニーはこれに対し、「同意はあった」とし、「証拠」とする録音をフォーリャ紙に渡した。そこでは昨年6月にアントニーの代理人とイングリッドさんが話し合いを行い、イングリッドさんが「ガブリエラさんの訴えがでたらめだということを証明するのを私も手伝いたい」などと話していた。
この録音を聞いたイングリッドさんは自身の会話が録音されていたことに驚き、改めて性的関係を否定。アントニーは訴える構えを見せている。
新たな訴えはイングリッドさんだけではなく、ほぼ同時にもう一人、「アントニーから暴力を振るわれた」との被害を訴える女性も出てきたという。