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キューバ「負債返せない」と明かす=港湾建設費など26億レ

2023年9月16日

 キューバ政府がブラジル政府に対し、「負債を返済できない」と申し出ていることが明らかになった。15日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 これは、ブラジル政府と公的銀行の関係者が11日に行ったヴァーチャル会議で明らかになった。
 会議ではキューバのブラジルに対する負債問題が議題に上がったが、最近同国を公式訪問した会議参加者の一人が、キューバのリカルド・カブリサス・ルイス副首相と輸出・投資促進機関であるProCubaのロベルト・ヴぇリエル局長が、「負債を返済できる状況になく、返済計画を緩めることを希望する」と語っていたと報告したのだ。
 キューバがブラジルに抱えている負債は5億3800万米ドル(約26億レアル)で、その大半は、2014年に同国が社会経済開発銀行(BNDES)の援助を受けて開港したマリエル港の建設に伴うものだ。
 当時、ジウマ政権はブラジルからの投資が国内企業にチャンスをもたらすと主張したが、キューバ側の官僚主義のため、当該地域の開発は制限された。
 ルーラ大統領は15日に「G77(途上国連合)+中国」の会議に参加するためにキューバに立ち寄り、現在の最高指導者であるミゲル・ディアス・カネル共産党第一書記と会談を行う。目的はテメル政権以来、疎遠となっていた両国間の国交回復だが、負債返済の交渉を行うか否かが注目される。


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