今週、ブラジル全土に熱帯高気圧=サンパウロ市は週末に歴代最高気温とも
エルニーニョ現象の影響で、ブラジルは今週、高温で乾燥した熱波に覆われ、週末には40度以上を記録するところが出てきそうだと、17日付G1サイト(1)が報じている。
この熱波は非常に強く、アルゼンチンからの低気圧の接近を妨害するため、ブラジルのほとんどの地域では、寒冷前線の進行も阻止される。
だが、4日以降、複数回の温帯低気圧(サイクロン)発生や寒冷前線により、暴風雨の被害が繰り返し起きているリオ・グランデ・ド・スル州だけは例外で、今週も雨の見込みだという。
だが、それ以外の地域では記録的な猛暑が予想されている。とりわけ、サンタカタリーナ州内陸部やパラナ州、南東部の大半、中西部、北東部の内陸部、ロンドニア州、トカンチンス州では暑くなるという。
暑さのピークは、暦の上での春の初日となる23日から24日にかけてで、サンパウロ市、クリチーバ市、リオ市といった州都では歴代の最高気温を記録する可能性があるという。中西部に至っては、最高気温が41度から43度に達することも予想されており、サンパウロ州内陸部でも、西部や北西部、北部では40度を超える可能性があるという。
このような状態はG1サイト(2)も報じたように8月23~24日にも生じていた。ここ数年間の傾向を見ると、夏でも稀な高温を9月に記録するのは決して珍しいことではない。