ジェフェルソン事件=女性警官が賠償金請求=銃弾で受けた被害訴え
昨年10月に、ロベルト・ジェフェルソン容疑者から銃弾2発を受けた女性警官が賠償金を求めて同容疑者を訴えている。19日付G1サイト(1)が報じている。
これは、昨年10月23日、ブラジル労働党(PTB)党首だったジェフェルソン容疑者が逮捕命令を受けた際、それを拒否すべくマシンガンを2発撃ち、手榴弾を投げて抵抗した際に受けた負傷だ。
同容疑者はネットでの暴力的な言動や虚偽拡散で逮捕後、長期間の拘束を受けたが、釈放後も自宅軟禁時の規律を無視して、再逮捕命令が出た。ジェフェルソン氏は熱心なボルソナロ前大統領の支持者で、大統領選決選投票の1週間前に、銃や手榴弾も使って抵抗後に再逮捕されたことは、波紋を投げかけていた。
連警のカリーナ・リノ・デ・ミランダ捜査官はパトカーの中で被弾。飛び散った破片などで腰や顔に傷を負った。
ミランダ捜査官の弁護人によると、右目付近には傷を縫合した痕が残り、当日のことを毎日思い出させる上、顔や腰部は触感や寒暖の感覚が失われたという。彼女はジェフェルソン容疑者に対し、肉体や美容、精神面での損害で100万レアルの賠償金を求めているという。
ジェフェルソン容疑者は同日の暴力行為のため、4人に対する殺人未遂容疑にも問われている。