Pixウイルス詐欺が横行中=感染を避ける対策は?
ウイルスを使ってPix利用者の口座の残金を盗む新手の詐欺が発生していると、16日付フォーラム・サイト(1)などが報じている。
Pixを介した新たな犯罪は、ソフトウェアの警備が専門の企業「キャスパースカイ」によって発見された。
同企業が入手したビデオによると、ある人がPixで1レアルを送ろうとしていたところ、送ろうとした相手のものではない口座に636・95レアルが送られていた。この金額は送り主の口座の残高の97%に当たるものだった。
キャスパースカイは1月以降、こうした犯罪を1500件以上確認しており、今後も拡散される可能性がある。
同社によると、これはBratsというウイルスによる詐欺だという。Bratsは現金の移動を探知すると、送金額や受取手のPixのカギを取り替えるという機能を持っている。ウイルス感染後にプロセスを実行すると、画面上の震えが起きるため、異変に気付くという。
Bratsは、携帯電話利用者がグーグルの正規ショップであるプレイストア以外のところからダウンロードしたアプリに隠れて携帯電話に侵入、感染する。
被害者たちは「お金を稼ぐ」と売り込む拡張機能をダウンロードした後、アップデートが必要と言われてアクセスビリティ許可を出したため、犯罪者にリモートアクセスを許可してしまったという。
被害回避策には、携帯アプリは正規のショップからだけダウンロードする事やアクセスビリティ許可は出さない事、アンチウイルス導入が勧められている。