フラメンゴ=副会長がファンを殴る=3カ月連続で乱闘騒ぎ
サッカー・クラブ、フラメンゴの副会長がリオ市内のショッピング・センターでチームのファンを殴るなどの暴力事件を起こし、騒動となった。19日付フォーリャ紙(1)が報じている。
フラメンゴの副会長でリオ市の市会議員でもあるマルコス・ブラス氏(自由党・PL)は19日午後5時頃、リオ市西部のバーラ・ダ・チジュッカ地区の「バーラ・ショッピング」で護衛と共に買い物中、フラメンゴのファンの一人から野次を受けた。
暴力を受けた男性によると、「フラメンゴから出て行け。おまえみたいなのがいるからチームに悪影響が出る」と叫んだところ、ブラス氏から後をつけられ、殴られた上、噛みつかれたという。
乱闘の一幕はSBT局のジャーナリストが録画し、拡散した。動画には、店外(ショッピング内の通路)で複数の男性が床に倒されたファンの周りを取り囲んでいる様子や、男女各1人が仲裁役となって関係者を分けようとする様子、ブラス氏と護衛が別々に足早に立ち去る様子などが映っている。
なお、ブラス氏はこの日の市議会にいったん顔を出した後、ショッピングで騒動を起こしており、投票時に不在だったため、欠席扱いとなっている。市議会では今回の出来事を重く見、事実関係の解明などに乗り出す意向だ。
フラメンゴでは7月にチームのフィジカル・トレーナーがフォワードの選手ペドロを殴った責任を取って解任となり、8月にはジェルソンとヴァレラによる選手同士の乱闘事件が起きるなど、暴力事件が続いている。