アッピオ判事=LJ担当判事は外れたまま=最高裁で有利な判断得るも
【既報関連】国家法務審議会(CNJ)は20日、パラナ州連邦地裁のエドゥアルド・アッピオ判事に対して、ラヴァ・ジャット(LJ)作戦からの停職処分を継続することを決定した。同日付G1サイト(1)が報じている。
19日、最高裁のジアス・トフォリ判事は、連邦第4地域裁(TRF4)がアッピオ判事にかけていた嫌疑や、同氏がLJ作戦判事だったときに下した判断の無効を解いた。
CNJもLJ作戦に関与している司法関係者の管理運営能力を「極めて混沌としたもの」と評し、巨額の横流しなどを発見。こうしたことから、TRF4から受けたアッピオ判事の停職処分も解くのではと見る向きもあった。
だが、CNJ監察官のルイス・フェリペ・サロモン判事はアッピオ氏をLJ担当から外したままとする判断を下した。それは、TRF4側が主張する、アッピオ判事がジョアン・マルセッリ氏に対して行ったとされる携帯電話やデータを利用した威嚇行為に関し、サロモン判事自身もアッピオ判事が「行った可能性が非常に高い」とみなしているためだ。
トフォリ判事は19日の判断を行った際、アッピオ氏をLJ判事に戻すか否かの判断はCNJに一任していた。サロモン判事は停職維持の判断後、アッピオ判事に対して開かれた規律違反に関する手続きをCNJ全体で審理することも決めている。