女子バレー=バレウスカが転落死=北京五輪で金メダル獲得
バレーボール女子のオリンピック金メダリストのバレウスカ・モレイラ・デ・オリヴェイラが21日、サンパウロ市で転落死した。43歳だった。22日付フォーリャ紙(1)が報じている。
バレウスカは21日午後6時頃、サンパウロ市セルケイラ・セーザル地区での建物の17階から転落して亡くなった。市警は現在、自殺か殺人かについて調査中だ。
彼女の死を受け、最後に所属したミナス・ジェライス州ウベルランジア拠点のデンティル/プライア・クラブは哀悼の意を表明した。
バレウスカは1979年にミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで生まれた。バレーではミドルブロッカーとして頭角を現し、1999年に代表入りし、2013年まで代表メンバーを務めた。
2000年のシドニー五輪では銀メダルに輝き、女子バレーが初めて五輪で金メダルに輝いた2008年の北京五輪の優勝メンバーでもあった。この他、パン・アメリカン大会での優勝など、多くの大会で優秀な成績を収めた。
現役生活も長く、2022年までプレーを続けた。引退後は自伝「オウトラス・レッデス」を発表。サンパウロ市に在住し、リーダー学などのコンサルタント業務も行っていた。
彼女の死後、ブラジル・バレー協会(CBV)は、「特別な選手。彼女の人生の軌跡は永遠に語り継がれるだろう」との追悼コメントを発表。バレウスカとともに五輪金メダルに輝いたパウラ・ペケーナは、「あなたはいつもリーダーで、私たちの世代の見本だった」とのコメントで別れを惜しんだ。