ブラジルコスト=削減に向けた作業部会設置=国際的な競争力向上目指す
商工開発サービス省が、ブラジルの競争力の強化と国の成長を促す対策提案を目的として、ブラジルコスト削減作業部会(GT‐CB)を創設し、20日付連邦官報に掲載したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
ブラジルコストという概念は、物流問題や官僚主義、法的障害、国家製品のコストを高め、投資の魅力を低下させる高い税負担など、国の経済成長に対する課題や障害を定義されるために使われる。
競争力のあるブラジル運動(MBC)と商工開発サービス省が5月に発表した調査によると、ブラジルコストは年1兆7千億レアルに達している。この値は、労働者の雇用コストなど、ビジネス部門の競争力確保のための基本的な分野の12の指標に基づいて算出されている。
作業部会の目標は、政府の責任の下での公共政策案や規制改善を通し、伯国経済の生産性や競争力、ビジネス環境を改善することだ。これらの解決策は国家産業開発評議会(CNDI)執行委員会に提出される。同執行委員会は事務局を通じてGT‐CBの調整も担当する。
GT‐CB以外で参加するのは、官房長官、商工開発省内2局の代表、15の省庁の代表、社会経済開発銀行(BNDES)、企画・研究融資機関(Finep)となっている。
同部会の活動期間は4年間で、毎月の定例会合の他、必要に応じて追加の会合も開かれる。