ルーラの術後は順調＝予定よりも早く退院

　右側股関節の変形関節症手術のため、ブラジリアのシリオ・リバネス病院に入院していたルーラ大統領が１日、退院した。同日付アジェンシア・ブラジル（１）などが報じている。
　ルーラ大統領は９月２９日、同病院で変形関節症の手術を受けた。また、全身麻酔だったことを利用し、まぶたの余分な皮膚を取り除く整形手術も受けた。当初の予定では退院は２日か３日の見込みだったが、術後の経過が良く、退院が早まった。
　大統領は退院後にＸ（旧ツイッター）を通じ、フォロワーたちに退院報告と感謝の辞を述べ、公務に戻ると語った。
　ルーラ氏は当面は（３週間程度）、リハビリを継続しながら、大統領官邸で公務を行う。
　なお、大統領が手術を受ける直前の９月２８日、サイクロンの被害を受けたリオ・グランデ・ド・スル州に、大統領代行であるはずのジェラルド・アルキミン大統領でなく、ジャンジャ夫人がパウロ・ピメンタ社会通信局長官らを伴って訪れ、同州のエドゥアルド・レイテ知事と会合を行った。また、被災者らと会って抱擁を交わす写真をＳＮＳに掲載したり、「私は被害発生当初から、支援金の一部が同州に送られるように取り組んできた」と発言した。
　ＣＮＮブラジル（２）によると、野党側はこのことを問題視して、連邦政府側に説明を求めている。