サンパウロ州内陸部=バス横転で9人死亡=宗教イベントの帰りに
1日午後、サンパウロ州内陸部で宗教信者らを乗せた遠征バスが横転事故を起こし、9人の死者を出した。3日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
事故の現場となったのはリベイロン・プレット周辺にあるグアタパラーのデプタード・クーニャ・ブエノ高速道(州道253号線)で、乗客26人を乗せた長距離バスが、強い雨でできた水たまりでスリップして横転。州道脇の道まで転がり落ちた。
その衝撃で乗っていたうちの8人が即死。翌2日には重傷だった女性も亡くなった。犠牲者はいずれも50歳以上で、最年長は84歳の女性だった。
また、負傷した乗客は、グアタパラー始め、セルトンジーニョ、プラドーポリス、ジャボチカバル、リベイロン・プレットの病院に運ばれて手当てを受けた。負傷者の中には4歳、8歳、12歳の子供が3人含まれていた。
このバスはタンバウーで行われていた宗教イベントからモンテ・アルトに戻ろうとしていた。事故が起きたのは16時30分頃だが、現場検証などは暗くなってからも続いた。
このバスはペチット社のもので、42人乗りのため、乗客の定員数は守られており、運転手のアルコール検査も陰性だった。
被害者の遺族はペチット社からの報告が進まないことに不満を漏らしており、犠牲者の一人が出発前に悪天候の中での運転を怖がっていたことなどを証言として語っている。