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外食産業=8月は赤字店舗が5%増加=82%が売上減ったと報告

2023年10月14日

ポルキロの店の様子(©Arquivo/Marcello Casal Jr/Agencia Brasil)
ポルキロの店の様子(©Arquivo/Marcello Casal Jr/Agencia Brasil)

 ブラジル・バー・レストラン協会が12日、8月の会計が赤字となったバーやレストランが5%増えて24%に達したと発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。財務上は均衡維持が34%で、利益を報告したのは41%だった。
 調査期間は9月28日~10月6日、協力したバーやレストランの店主は1979人で、赤字を計上した店主の82%は赤字となった主な理由は売上減少と回答した。その他の原因は顧客数減少(67%)、負債(43%)、原材料費(36%)などだ。
 調査では新興企業の方が赤字となった店が多いことも判明した。開業1~3年の店は33%が赤字を計上したが、開業10年以上の場合は18%だった。
 会社の規模も大切で、収益が100万レアルまでの店は33%が赤字だったが、収益が480万レアル以上だと、赤字となったのは8%のみだった。
 ブラジリア在住のカルロス・エドゥアルド・ベロゾ氏(41)は8年前にデリバリー専門店を開業後、ブラジリアのアザ・ノルテ区でレストランを開いたが、以前の10%の収益も出ず、デリバリー復帰を決めた。同氏によると、家賃や従業員給などの経費が高い上、材料費が高騰。自宅からのデリバリーの方が採算がとれるという。
 同協会のパウロ・ソルムッシ会長は、インフレは鎮静化してきたが、数カ月間赤字が続けばコロナ禍で被った損失を取り戻すのは難しいという。また、「父の日があったのに、8月はより厳しくなった。現在はまだ投資が必要で、経費をコントロールする術を習得中の新しい会社や、資金繰りが困難な小企業は特に大変だ」と述べている。


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