サッカーW杯南米予選=ベネズエラと痛恨の引き分け=本拠地開催試合で観客も不満
12日、サッカーのW杯南米予選第3節の試合が行われ、ブラジル代表(セレソン)はベネズエラと対戦したが、終盤に同点に追いつかれ、1―1で引き分けた。同日付UOLサイト(1)が報じている。
マット・グロッソ州クイアバーのパンタナル・スタジアムで行われたこの一戦は、攻撃の起点役のヴィニシウス・ジュニオルが故障から復帰しての第1戦だった。試合では彼のドリブルを軸に、ネイマールやロドリゴが積極的にシュートを放つも、相手に対して決定的に危ういと思わせるようなチャンスを作れないまま、前半を終えた。
後半4分、セレソンはネイマールの左からのコーナー・キックをゴール前の落下地点で受けたガブリエル・ギマリャンエスがヘディングで直接シュート。これが決まって、セレソンが1点を先制した。
セレソンはこのまま逃げ切ろうとしたが、ベネズエラは後半39分、右からドリブルで上がったサヴァリーノのゴール前へのクロスを、ベロが直接、豪快にオーバーヘッド・キック。それがディフェンダー陣の間隙を縫ってゴールに突き刺さり、同点となった。
セレソンは10分間与えられたアディショナル・タイムでも噛み合わず、結局引き分けた。
セレソンは連勝が止まり、2位に落ちたのみならず、南米予選では常に下位のベネズエラに本拠地で引き分けた。そのことに苛立った観客が、試合終了後にネイマールにポップコーンを浴びせるシーンも見られたほどだった。
セレソンの次戦は17日。敵地でのウルグアイ戦だ。