年末に向けた季節採用者＝１０年間で最多の１１万人

　ブラック・フライデーや年末商戦に向け、商業界が最大で１１万人を季節採用する予定と１６日付Ｇ１サイトなど（１）（２）（３）が報じた。
　今年は失業率が低下し、雇用が増える傾向が続いている。雇用が増えれば所得が増え、小売販売も増えるというのは定説で、商店主達も年末に向けた各商戦での売上増を見込んで準備している。
　売上増に向けた準備の一つは季節労働者の募集・採用で、全国財・サービス・観光商業連合（ＣＮＣ）では全国で１１万人が一時採用されると見ている。この数字は昨年の９万８千人を大幅に上回り、ここ１０年間で最も多い。また、季節採用者の一部は契約終了後も継続採用されることが多く、昨年は約１万２千人が職場に残った。
　ゴイアニアでは季節採用の動きが通常より１カ月早く始まり、ショッピングセンターの一つが提供している無料の職能訓練には候補者が絶えない。同ショッピングセンターの人事担当者によると、１２月、１月の商戦終了時に継続採用される人は８０～９０％に達するという。
　２０２０年に店員として一時採用されたフラヴィオ・デ・オリヴェイラ氏はその後も同じ職場に留まった一人で、現在は副主任となっている。同氏は、季節採用者であっても固定した職に就けると信じ、夢を実現し、勝利を手にするよう勧めている。