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CPMI=ソラヤ上議への暴行騒ぎが発生=はたかれた携帯電話を頭に受け

2023年10月20日

 18日、1月8日三権中枢施設襲撃事件の両院議会調査委員会(CPMI)が終わった直後、CPMI副委員長を務めたソラヤ・スロニッケ上議(ウニオン)が携帯電話をぶつけられる騒ぎが起き、場が騒然となった。同日付テラサイト(1)が報じている。
 この騒ぎは18日夜、最終報告書の承認をもって任務を終えたCPMIの委員たちが、CPMIの成功を祝いながら連邦議会の廊下を歩き、三権広場に向かっていた最中に起きた。
 ソラヤ上議はCPMI委員たちが意気揚々と廊下を引き上げていく様子を携帯電話を掲げて撮影していたが、その時、ある男性が近づき、ソラヤ氏の持っていた携帯電話をはたき落とした。
 電話がソラヤ上議の頭に当たり、同氏が「なんてことするの。頭に当たったでしょ」と大声で叫んだために場が騒然となり、男性は走って逃げて行った。
 この男性はボルソナロ前大統領派として知られるカルロス・ジョルディ下議の側近のロドリゴ・デュアルテ氏だと判明。ソラヤ氏は「銃の台尻で殴られたような衝撃だった」とし、被害届を出すとの意向を表明。男性はその後、議会警察から取り調べを受けたが、単なるアクシデントで、意図的な暴行ではないと釈明している。
 CPMIは今回の会合で、三権中枢施設襲撃に関与したとされる61人の起訴を求めるという内容の最終報告書を承認しており、その中にはボルソナロ氏も含まれていた。
 ソラヤ上議は昨年の大統領選に出馬し、シモーネ・テベテ氏と共に女性候補として注目された。また、保守派ながらも、公開討論会ではボルソナロ氏を鋭く批判し、有名になっていた。 
 なお、18日付CNNサイト(2)によると、この騒動の後、ジョルディ下議はこの男性を解雇したという。


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