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GM=3工場の従業員解雇を発表=国内販売と輸出減少を受け

2023年10月24日

国内販売と輸出の減少を理由に解雇を実施と報じる21日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部
国内販売と輸出の減少を理由に解雇を実施と報じる21日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 ジェネラル・モーターズ(GM)が21日、サンパウロ州サンカエタノ・ド・スル、サンジョゼ・ドス・カンポス、モジ・ダス・クルーゼスの3工場の従業員を解雇すると発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
 同社によると、この決断は、国内販売と輸出が落ち込んでいるためで、従業員数を実情に合うものにする必要があるという。また、解雇を回避するため、レイオフや集団休暇、休暇利用、希望退職者募集といった手段を講じてきたが、それだけでは対応できない状態にあると説明している。
 会社側は、「この決定が従業員の生活に与える衝撃の大きさはわかっている。だが、生産活動を継続し、将来に向けた持続可能性確保のためには必要な措置」としている。
 サンジョゼ・ドス・カンポス金属労組は21日、レイオフ中の従業員や妊婦なども含めた解雇通告は事前交渉もなく、電報とe‐mailで突然行われ、解雇者数は知らされていないとの声明を出した。また、解雇撤回と再雇用を求めると共に、22日に総会開催と発表した。
 22日付G1サイト(2)によると、解雇を通達された従業員達は異口同音に衝撃を受け、途方に暮れていると訴えている。22日付フォーリャ紙(3)によると、金属労組はこの日の臨時総会で、23日から3日間のスト決行を決めている。
 労組側は22日の声明で、GMは第1四半期に世界規模で24億ドルの収益を上げており、伯国でも昨年同期比で42%売上を伸ばしたとして、会社側の言い分を否定。連邦政府が解決のための措置をとるよう求めるつもりであることも明らかにしている。


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