下議がセクハラで訴えられる=性行為強要、その他の疑惑も
連邦直轄区選出のダニエル・ドニゼッティ下議が女性の元職員二人からセクハラで訴えられた他、ラシャジーニャ(給与のピンはね)や男性職員の婦女暴行を無視した疑惑などを持たれている。23日付フォーリャ紙(1)が報じている。
市警と連邦直轄区検察局に訴えを起こしているのは、ファブリシア・モライスさんともう一人の元職員だ。ファブリシアさんによると、二人共ドニゼッティ下議から性行為を強要されたといい、ファブリシアさんはそれを断ったために解雇された。もう一人は解雇を恐れて性行為に応じたが、上司だから屈服せざるを得なかったという。
ファブリシアさんによると、ドニゼッティ下議は女性職員全員に、出張を含む全ての行動に帯同することを強要していた。また、同下議は全職員がいるパーティ会場ですり寄ってきて、「他の女性とはみんな(性行為を)やったんだ」と言って迫った上、数日後も酔っぱらって「モーテルへ行こう」と誘ってきたから断ったら解雇されたという。
他の女性職員も同様の経験をしているとして、夜中の1時に送られてきたメールを見せて、解雇が怖いから夜は携帯電話を切っていたと話していた同僚がいたと証言している。
ドニゼッティ下議はボルソナロ前大統領の熱心な支持者として知られ、前大統領の自由党(PL)に所属していたが、最近、民主運動(MDB)に移籍した。
同下議は2021年末には幽霊職員を利用し、給与の一部もしくは大半を自身の手元に返させる、いわゆるラシャジーニャ疑惑で捜査を受けている。
また、自身の男性職員が売春婦に対して暴行事件を起こした際、被害者の女性が助けを求めたのにも関わらず無視したとして、その女性から訴えを起こされてもいる。
ドニゼッティ下議は、「いずれの件も自分は無関係だ」として否定している。