サンパウロ市=1時間で3度も携帯窃盗撮影=タクシー運転手の映像話題に
サンパウロ市のタクシー運転手が1時間に3度も携帯電話窃盗の現場を撮影し、ネット上で話題となっている。25日付G1サイト(1)が報じている。 これはタクシー運転手のラファエル・オリヴェイラさん(41)が15日の朝、サンパウロ市パウリスタ大通りと交差するフレイ・カネッカ街で乗客待ちをしている間に撮った映像だ。この映像は「ヴォウ・デ・タクシー・オフィシャル(公認タクシーで行く)」サイトに掲載され、既に370万回以上再生されている。
動画では、まず5時30分頃、携帯電話を盗まれた男性が「泥棒、泥棒」と叫んで、白いシャツを着た窃盗犯を追う映像を記録している。
続いて6時21分、バイクに乗った2人組が歩行者の男性が手にしていた携帯電話を奪って去って行くところがとらえられた。
さらに、1分後の6時22分には、最初の映像に出てきた窃盗犯に似た男性が、2人組の歩行者から携帯電話を強奪し、側で待機していた車に乗り込んで逃げたところが撮られている。
「こんなに短い時間で何度も窃盗の現場に出会ったのはとてもショックだ。この時間にこの地域で泥棒がこれほどあからさまに行動するなんて馬鹿げでいる」とオリヴェイラさんは語っている。