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バスによる旅行者は増加傾向=11~12月は1600万人?

2023年11月2日

高速バスのターミナルでチケットを購入する人々(10月31日付G1サイトの記事の一部))
高速バスのターミナルでチケットを購入する人々(10月31日付G1サイトの記事の一部))

 今年は昨年よりもバスで旅行する人が増えており、11~12月は1600万人がバスを使って旅行すると予想されていると10月31日付G1サイト(1)が報じた。
 新型コロナのパンデミックで大きく落ち込んだ旅行者数は回復傾向にあり、最近の休日のバスでの旅行者は昨年と比べて50%増えているという。
 高速道路を使って旅行する人の数は経済状況を示す指標の一つで、ここ数カ月の旅行者の数は予想を上回るペースで増えている。これは、世帯所得が増えてきたことやインフレが鎮静化してきたことも一因と見られている。ブラジルでは、金銭的なゆとりができると、休日や休暇を利用して旅行する人が増える傾向があるからだ。
 9月7日の独立記念日を挟んだ連休の場合、高速バスを使う旅行者は昨年を50%以上上回った。高速バスのチケット販売を担当するClickbusによると、高速道路を使って旅行する人は増加傾向にあるという。
 同社では、11月は1日3万5千人、ピーク時には6万人の利用を期待している。12月はさらに増え、1日5万人のチケットを販売できると見ている。同社では、業界全体ではこの2カ月間のバスでの旅行者は1600万人に達すると予想している。
 なお、航空料金の値上がりも、バスによる旅行者が増えている原因の一つだ。経済学者のジュリアナ・イニャス氏は、航空機燃料の値上がり幅が大きく、飛行機よりも廉価で利用できるバスに乗り換える人が増えているという。


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