ロリータ・ロドリゲス死去=テレビ草創期からの女優、歌手
テレビ草創期から経歴を重ねてきた女優で歌手のロリータ・ロドリゲスが5日未明、入院先のジョアン・ペッソアの病院で肺炎で亡くなった。94歳だった。5日付G1サイト(1)が報じている。
1929年3月にサンパウロ州サントス海岸部で生まれたロリータは歌手として活躍。ラジオ黄金時代のスターとして知られ、テレビでは1950年のトゥピ局の開局日に国家を歌ったことでも有名だった。
女優としての歩みは、1957年にトゥピ局の「コルクンダ・デ・ノートルダム」への出演を皮切りにスタート。この番組で女優として成功し、グローボ局のドラマにも数多く出演した。
スペイン移民の娘であったため、スペイン語訛りの役で知られ、代表作となった「サッカリカンド」(1987年)では、人気女優のクラウジア・ライアが演じるヒロインの母親役のスペイン人アルドンサが当たり役となった。もう一つの代表作「テラ・ノストラ」(1999年)でも、再びクラウジアの母親役のスペイン人を演じている。
これらの他にも、「ア・ヴィアージェン」(1994年)、「ウガ・ウガ」(2000年)、「クバナカン」(2003年)などが良く知られている。これらのドラマはグローボのアプリ「グローボプレイ」の配信で見ることが可能だ。ドラマには80歳だった2009年まで出演した。
長女のシルヴィアさんによると、6日に家族のみのお別れ会を行ったという。