site.title

アルゼンチン=「ルーラがマッサに資金協力」=ミレイが証拠無しに主張

2023年11月8日

 アルゼンチン大統領選の超リベラル候補、ハビエル・ミレイ氏が、対抗候補のセルヒオ・マッサ氏にルーラ大統領が資金援助を行ったと、証拠をあげずに批判を行っていると6日付フォーリャ紙(1)やコレイオ・ブラジリエンセ(2)が報じている。
ミレイ氏の発言は6日、テレビ局「ラ・ナシオン・プラス」で行われた。ミレイ氏は同番組で、マッサ氏のキャンペーンで「ミレイ氏が大統領になったら電車の料金が1100ペソ(6・10レアル)になるが、マッサ氏だと56ペソ(0・30レアル)だ」と語られていることに対し、「そんな話はデタラメだ」と答えた。
 ミレイ氏はこの後に、「ボルソナロ前大統領の支持者や数人のジャーナリストが、ルーラ氏がアルゼンチンの大統領選に干渉し、マッサ氏に資金提供を行っていると言っている。マッサ氏のキャンペーン・チームの中にブラジル人のネガティヴ・キャンペーンの専門家がいる」と主張。同氏はルーラ氏は「恐怖を撒き散らしている」と主張し、「マッサ氏はそういうことのために公金を使っている」と批判した。
 ミレイ氏が言及しているのは、7月にラテンアメリカ開発銀行がアルゼンチンに対して10億ドルの貸付を行ったことだと思われる。この件は、報道された直後にシモーネ・テベテ企画予算相や連邦政府が否定。フォーリャ紙も「この決定にルーラ氏の意向が関わっているかを判断するのは困難だ」としている。
 アルゼンチン大統領選の決選投票は19日に行われる。


アルゼンチン=フルミネンセのユニフォーム禁止=リ杯決勝でのボカ敗北を受け前の記事 アルゼンチン=フルミネンセのユニフォーム禁止=リ杯決勝でのボカ敗北を受けENEM=初日に受験生26人逮捕=密売者や強盗、強姦犯まで次の記事ENEM=初日に受験生26人逮捕=密売者や強盗、強姦犯まで
Loading...