サンベルナルド＝民家から爆弾など発見＝橋の爆破が目的とも

　大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポで橋の爆破を目的としたとされる爆弾などが発見された。５日付フォーリャ紙（１）やメトロポレス（２）が報じている。
　サンベルナルド・ド・カンポの市警は４日、リアショ・グランデ地区にある民家で犯罪組織に所属している男性を逮捕したが、その際に爆弾とＡｋ-４７ライフル、４５口径のピストル、小型望遠鏡、防弾チョッキ、携帯電話、ノートパソコン、防犯カメラ、大量のコカインとクラックを押収した。
　市警によると、逮捕された容疑者は、橋の爆破を計画している犯罪組織のメンバーで、橋を爆破するための準備をしているところだったという。これは既に殺人容疑で逮捕された別の容疑者が警察に明かしたもので、その情報を受けて市警が現場に駆けつけていた。
　その殺人容疑者によると、この爆弾は聖市とサントス海岸部を結ぶ橋を爆破するために用意されていたというが、どの橋を爆破する予定だったのかや、爆破を計画するに至った動機などは明かされていない。
　押収された武器やノートパソコンなどは鑑識に回される。逮捕された男性は黙秘しているが、市警は爆破計画や、麻薬や武器などの入手経路などの詳細を追う予定でいる。