リオ市=ナタル商戦は6%増し?=年商の約3分の1占める

リオ市商店主クラブ(CDLRio)とリオ商業店舗組合(シンジロージャス・リオ)が行った調査によると、商店主達は今年のクリスマス(ナタル)商戦の売上は昨年比で6%増と見ていることが分かったと4日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
この調査はリオ市の店舗経営者350人を対象に行われた。クリスマス商戦の売上は年商の約3分の1を占めており、期待は大きい。
CDLRioとシンジロージャスの会長を務めるアルド・ゴンサルヴェス氏によると、この見通しはクリスマスのもたらす雰囲気や、経済の実情、経済活動に影響を与える経済指標を反映している。
同会長は、第1四半期は8・8%だった失業率が7・7%に低下し、約1億人が雇用されており、今後も増加傾向にあることを売上増加の理由の一つとした。
また、物価の動向も楽観的な影響を与えている。1~9月の消費者物価は5・43%のデフレで、パンデミックの影響がなくなり、市場のバランスがとれていれば物価は下降傾向を辿るという。10月までの累計は3・75%のインフレだが、それでも昨年同期の4・70%より低い。今年の指標は良く、昨年の成長率を繰り返す可能性が高いため、商業は恩恵を受けるという。
商店側は消費者を引き付けるため、プロモーションやプロモーションキット、特売セール、懸賞なども導入。支払いを容易にするプランや割引、ギフトの提供、新製品の発売、商品の種類拡大も工夫の一つだ。売れ筋は衣類、履物、玩具、香水、美容品、アクセサリーやバッグ、ジュエリーとみられている。