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フォーブス=「影響力ある女性」にタルシアナ氏=ブラジル銀行初の女性総裁

2023年12月8日

 経済の世界的権威とされる雑誌フォーブスが6日、「世界で最も影響力のある50人の女性」を発表。その中にブラジル銀行のタルシアーナ・メデイロス総裁が選ばれた。同日付G1サイト(1)(2)が報じている。
 タルシアナ氏はこのランキングで24位に入った。1位に選ばれたのは欧州連合(EU)の委員長でドイツ人のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏で、2位に欧州中央銀行総裁のクリスチーヌ・ラガルデ氏、3位に米国のカマラ・ハリス副大統領が入っている。ブラジルでは米国の世界的人気歌手ビヨンセの36位よりも上位につけたことを強調して報じたメディアもある。
 タルシアナ氏は1978年にパライバ州カンピーナ・グランデで生まれ、リオ・グランデ・ド・スル州のキリスト教大学を卒業。2000年にブラジル銀行に入社した。2019年に財政貸付部門の理事となり、21年からは顧客部門の理事を務めた後、今年から215年のブラジル銀行の歴史では初の女性総裁に就任。また、黒人で同性愛者でもある。
 タルシアナ総裁は11月、19世紀の奴隷制の時代にブラジル銀行が黒人に労働搾取を行ったことに対する謝罪を行い、話題を呼んだ。
 タルシアナ氏は今回のランキング入りに関し、「他の女性や少女たちを勇気付けることのできる立場として認められたのは非常に光栄だ。総裁に任命してくれたルーラ大統領に感謝したい」と語っている。


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