site.title

サンパウロ市=全国生放送中に窃盗未遂=女性レポーターの携帯狙われる

2023年12月12日

 8日、グローボ局がサンパウロ市パウリスタ大通りで全国放送の生中継を行っていた最中、女性レポーターが通りすがりの自転車に乗った男性による携帯電話のひったくり被害未遂に遭うという事件が起き、大騒ぎとなった。同日付フォーリャ紙(1)やG1サイト(2)が報じている。
 この事件は、同日朝のバラエティ番組「エンコントロ・コン・パトリシア・ポエタ」の生中継中に起きた。女性レポーターのジュー・マサオカはサンパウロ市最大の繁華街パウリスタ大通りの真ん中を走る自転車道から生中継レポートを始めたばかりで、報映中の画面は中継と司会のパトリシア・ポエタのいるスタジオとに二分割されていた。
 ジューは右手でマイク、左手に携帯電話を持って話していたが、その背後から自転車に乗った男性が走りながら近づき、ジューの手から携帯電話を奪おうとした。ジューがそれを払いのけたため、自転車はそのまま走り去ったが、その模様は放送された。
 ジューは動揺し、「たった今、自転車に乗った男性に携帯電話を盗まれそうになった。パトリシア、たった今、あなたが強盗被害について話していた通りよ」と声を震わせながら報告。本来は同大通りの建設132周年記念レポートの予定だったが、パトリシアは即座に窃盗の話に切り替えた。
 この日はその直前のコーナーで、全国で多発する強盗被害のレポートを行ったばかりだった。
 通り過ぎた自転車の男性はアプリの配達員を装っていた。聖市内では同様の手口の犯罪が多発しており、同大通りは特に多発地帯として知られている。


ガザからの帰還第2陣到着=初期想定を下回る48人前の記事 ガザからの帰還第2陣到着=初期想定を下回る48人「私の任期中は閉鎖しない」=アルゼンチン中銀新総裁ドル化明言せず次の記事「私の任期中は閉鎖しない」=アルゼンチン中銀新総裁ドル化明言せず
Loading...