ガザからの帰還第2陣到着=初期想定を下回る48人

【既報関連】11日未明、ガザ地区からの帰還者ら48人がブラジリアの空軍基地に到着したと当日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
今回の帰還者は、ブラジルとパレスチナの二重国籍者11人とブラジル人の家族や親族にあたるパレスチナ人37人で、成人女性は高齢者2人を含む17人、成人男性が4人。残る27人は子供を含む未成年者だ。また、既にエジプトに脱出していて合流した22歳女性は、ガザ地区からの帰還者の一人の娘だという。
10日付アジェンシア・ブラジル(3)によると、今回の帰還者達にガザ地区を出てエジプトに入る許可が出たのは9日だ。10日の朝、ガザ地区ラファの検問所を超えた人々はバスでカイロまで移動、現地時間の19時3分にカイロを飛び立った。
この空軍機はリオの空軍基地で待機していたKC‐30型機で、9日付アジェンシア・ブラジル(4)によると、9日15時4分に救援物資11トンを載せてリオを離陸。全体で第11弾目、ガザ地区からでは第2弾目となる救出活動に参加した。
外務省によると、帰還希望者リストに掲載されていたのは102人だったが、二重国籍者7人を含む24人には越境許可が出なかった。越境許可を出さなかった理由は明らかにされていないが、大半は成人男性だったという。11日付G1サイト(5)によると、外務省は24人の帰還を目指し、イスラエル側と交渉を続ける意向だ。