サンパウロ市=クラコランジアで常用者増加=上半期との比較で43%増
サンパウロ市セントロ地区にある麻薬常用者の巣窟、クラコランジアに出入りする常用者が下半期に43%増えていたことがわかった。13日付フォーリャ紙(1)が報じている。
これはサンパウロ市の都市治安局の報告で明らかになった。同局はクラコランジアに出入りする人の流れを毎日ドローンで追って、数字を割り出している。
その結果、クラコランジアに出入りする常用者は、上半期に比べて43%増えただけでなく、朝は1日平均で約500人が同地域に集まっていることもわかった。
常用者がもっとも多かったのは10月に記録した平均583人だった。午後は平均500~600人だった。
クラコランジアは現在、サンタイフィジェーニア地区の二つの通りまで占めるほど拡大している。同地区は古くから電気・電子機器の店が並ぶ商店街だが、客の行き来や店の営業にも支障をきたし、問題になっている。