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SUS=被弾者が1日50人入院=治療費は年4100万レ

2023年12月16日

 統一医療保健システム(SUS)では2022年、銃に撃たれて入院した人が1日平均で約50人いたことがわかった。15日付G1サイト(1)が報じている。
 この数字はソウ・ダ・パス研究所の調査によって明らかになった。それによると、22年の場合、全国のSUSの治療機関では、銃で撃たれた患者が1万7100人入院したという。これを1日あたりに換算すると、1日平均で約50人が入院していたことになる。
 また、銃に撃たれて入院した人の治療にかかった費用は、4100万レアルに上ったという。この金額は、マンモグラフィー検査100万回分を賄える額だ。
 「銃による入院は、他の問題での入院と比べ、平均で3倍の費用がかかる」とソウ・ダ・パスのクリスチーナ・ネメ・コーディネーターは語っている。
 武器による暴力の影響は医療分野でも顕著で、銃で撃たれて入院した人の累積治療費は、ここ15年ほどで8億8600万レアルの及んでいる。
 リオ州の場合、銃で撃たれて重傷を負い、高度の治療を必要とする入院患者の治療費は、1日平均で2300レアルかかっている。治療費はケガの程度や必要な治療の内容によって大きく異なる。
 同州保健局は今年既に被弾者の入院治療費として1970万レアルを費やしており、公立病院は暴力の波に飲み込まれているといっても過言ではない。


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