ダテナがPSBに正式入党=5度目の正直で政界進出へ
ニュースキャスターのジョゼ・ルイス・ダテナ氏が19日、ブラジリアでブラジル社会党(PSB)への入党式を行った。人気キャスターにとって5度目の正直での選挙出馬となるか、注目されている。フォーリャ紙(1)やUOLサイト(2)が報じている。
ブラジリアで行われたダテナ氏の入党式には、PSB党首のカルロス・シケイラ氏をはじめ、マルシオ・フランサ中小企業相、サンパウロ市市長選でダテナ氏が副候補としてシャッパを組むことが予想されているタバタ・アマラル下議が参加。ジェラルド・アルキミン副大統領も遅れて駆けつけている。
同氏はバンデイランテス局の看板ニュース番組「ブラジル・ウルジェンテ」のキャスターとして知られ、2016年のサンパウロ市市長選を皮切りに、18年のサンパウロ州知事選、20年のサンパウロ市市長選、22年の上院議員選と、過去4度、出馬を目指したが、いずれも断念している。その間、様々な政党に所属し、PSBで実に10党目となる。
20年の上院選出馬は、友人でもあるボルソナロ大統領の協力で実現しそうになったが、ダテナ氏がボルソナロ氏の独裁的な政治手腕に違和感を感じ、断念している。
ダテナ氏はこの席上、「ルーラ氏と(かつての政敵でPSBに移籍までした)アルキミン氏の同盟がブラジルを救った」との賛辞を送っている。