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リボルビング金利に上限=3日から最大100%に

2024年1月3日

ネットでの商品購入にクレジットカードを利用する消費者(©Marcello Casal Jr/Agencia Brasil/Arquivo)
ネットでの商品購入にクレジットカードを利用する消費者(©Marcello Casal Jr/Agencia Brasil/Arquivo)

 クレジットカードで買い物などをした人が期日までに全額を払えなかった場合に課される金利が、100%に制限されることになった。
 カード利用額の一部だけを払った時の返済金利は年450~500%に上り、雪だるま式に負債が増える原因の一つとなっていた。このことは昨年始まった負債軽減策デゼンローラの法案審議時も問題視されていた。
 10月に裁可されたデゼンローラ法では、政府や中銀、金融機関、議会がクレジットカードの利用額を払いきれなかった場合の金利に関する新モデルを作成するための期間を90日間とし、新モデルができなかった時は英国モデルに従い、負債総額の100%を上限とすることとしていた。
 2日付G1サイトなど(1)(2)(3)(4)によると、英国モデル採用は12月21日の国家通貨審議会(CMN)で決まり、3日から発効となる。ハダジ財相はCMNの直後、デゼンローラで債務を再交渉した人の多くは元の債務の10倍の借金を抱えていたとし、「もう借金が倍増することはないだろう」と語った。
 中銀によると、11月の場合、払い残しの利用額に対する平均金利は431・6%で、100レアルの借りがあると、1年後には531・6レアルを払う必要が生じていた。
 7月からは、利用総額を払えなくて生じる債務と請求書の分割払いを、より良い再交渉条件を提供する他の金融機関に任せるポータビリティ制度も始まる。同制度は既に発生した負債を払うために資金を預ける形の後払い決済手段にも適用できる。利用料金は無料だ。


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