サンパウロ市=2日続けて暴風雨被害=落下電線で男性が感電死

【既報関連】大サンパウロ市圏では9日も強い雨が降り、サンパウロ市南部では死者も発生。停電や通行止めなどの被害が相次いだ。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
死者が出たのはヴィラ・クレメンチーノ区のペドロ・デ・トレド街で、自動車に乗っていた62歳の男性が、切れた電線にあたって感電死した。男性は車の外に倒れており、警察は、男性が車から出ようとしたのではないかと見て調べている。
また、同乗していた60歳の妻も同じく感電。重体で病院に運ばれたが、病院によると、軽傷で済んだという。事故の現場は20時まで通行止となった。
また、前日に続き、市内では数時間の停電が起きた地域が発生した。8日の停電では、地域により、24時間以上停電した地域もあったと報告されている。
聖市では昨年11月に数日間に及ぶ大停電が発生したが、電力供給会社Enelによると、昨年の大停電の原因となった倒木が、今回も同じ地域で起きている例があったという。
また、アイルトン・セナ高速道や5月23日大通りのように、冠水で通行止を余儀なくされた幹線道路も出ている。