リオ市=米国人画廊経営者殺される=キューバ人の容疑者を逮捕
ニューヨークで画廊を経営する米国人男性が15日にリオ市自宅で殺害されているのが発見され、キューバ人男性が容疑者として18日に逮捕された。同日付G1サイト(1)(2)が報じている。
殺害されたのはブレント・シッケマ氏で、15日夜、リオ市南部ジャルジン・ボタニコの自宅で、ナイフで刺されて死亡していたのを発見された。
警察は監視カメラの映像を解析し、14日午後から近隣の駐車場で不審な動きをしていた車の存在を突き止め、15日未明にその車から降りた男性がシッケマ氏の自宅に侵入しようとしていたのを確認した。
リオ市殺人課の警察官は18日未明、ミナス・ジェライス州ウベラーバで、30歳のキューバ人男性アレハンドロ・トリアナ・トレヴェス容疑者を逮捕した。逮捕は連邦道路警察やサンパウロ市市警、ミナス州軍警の協力のもとで行われ、国道50号線を逃亡中のトレヴェス容疑者をウベラーバで取り押さえた。同容疑者は犯行を否認しているが、被害者宅で盗んだと見られる3千ドルが見つかっている。
警察は当初、強盗殺人と見て捜査を始めたが、実際には計画的な犯行であった可能性が高まっている。容疑者は犯行後にサンパウロ州に逃げた後、ミナス州に向かっており、国道50号線を使ってマット・グロッソ州の国境から国外脱出を狙ったと見られている。
シッケマ氏は75歳で、1991年開業のニューヨークのギャラリーの共同経営者だった。同性愛婚の伴侶が米国にいるが、ブラジルやブラジルの芸術作品が好きで、リオ市にもアパートを購入したが、近隣住民は同氏のことをほとんど知らなかったという。