レッサ容疑者=連警との間に司法取引締結=マリエレ事件、解決近づく?
2018年3月にマリエレ・フランコ元リオ市議とその運転手を殺害したロニー・レッサ被告が連邦警察との間で司法取引に応じた。
21日にグローボ紙(1)がスクープで報じたところによると、司法取引はレッサ容疑者と連邦警察の間で取り交わされたばかりで、まだ、高等裁判所(STJ)の承認は得ていないという。
この司法取引についてはレッサ容疑者の担当弁護士も家族も知らされておらず、彼らにとっても驚きだったという。
レッサ容疑者は2018年3月18日、リオ市内で開かれた集会に参加後に帰宅しようとしたマリエレ氏らが乗った車を、運転手を務めたエウシオ・デ・ケイロス容疑者と共に追走し、やや後方から追い越しをかけながら発砲。マリエレ氏と運転手のアンデルソン・ゴメス氏が即死し、マリエレ氏の隣(運転手の後ろ)に座っていた女性秘書が負傷した。
両容疑者は元軍警で、ミリシア(犯罪者の民兵組織)に属していた。2人は2019年3月14日に逮捕されたが、殺害命令犯はまだ逮捕されていない。
メトロポレス(2)によると、連邦警察のアンドレイ・ロドリゲス警視総監は今年の1月はじめに、ラジオのCBN局に対して、「マリエレ事件は3月までに決着する」と、意味深長な発言を行っていた。