サッカー・サンパウロ州選手権が開幕=パルメイラスが初戦引き分け
20日、サッカーのサンパウロ州選手権が開幕した。サンパウロ州4強では、昨年の全国選手権覇者のパルメイラスが開幕戦で引き分ける波乱のスタートとなった。21日付UOLサイトなど(1)が報じている。
州選手権は毎年1月に始まり、国内で活動するサッカー選手たちがその年で最初に参加する大会として知られている。サンパウロ州選手権は何部かに分かれているが、1部は16チームが4チームずつ、四つのグループに分かれ、同じグループに所属するチーム以外の12チームと対戦するという形のグループリーグから始まる。サンパウロ州4強は均等に振り分けられるのが原則で、Aグループにサントス、Bグループにパルメイラス、Cグループにコリンチャンス、Dグループにサンパウロが入っている。
19日の初戦ではサントスがボタフォゴSPに1―0、サンパウロがサントアンドレに3―1で勝利。20日の試合ではコリンチャンスがグアラニーに1―0で勝利したが、優勝候補筆頭のパルメイラスはノヴォリゾンチーノに1―1で引き分けた。
パルメイラスは、17歳のセンターフォワード、エンドリックが五輪予選に招集されている以外は、ほぼベストメンバー。試合は1点をリードしたままで後半も終えようとしていたが、試合終了間際のアディショナル・タイムの96分にウィリアン・ファリアスに同点ゴールを決められた。
ノヴォリゾンチーノ(正式名称はグレミオ・エスポルチヴォ・ノヴォリゾンチーノ)は2017~19年にサンパウロ州選手権の16強に残ったことで、国内レベルでも知られるようになった。20年に全国選手権4部で4位となった後、21年3部、22年2部と上がってきており、23年は全国選手権2部5位と、1部昇格まであと一歩のところまで力をつけてきていた。