ベロ・オリゾンテ=23日夜に豪雨を記録=全国でも大雨に要注意
23日、ミナス・ジェライス州州都のベロ・オリゾンテで強い雨が降り、大通りで車が流されるほどの事態となった。24日付フォーリャ紙(1)が報じている。
ベロ・オリゾンテでは23日の19時から22時の3時間だけで、月間平均降水量の26%に相当する雨が降った。
バロッカ地区のフランシスコ・サー大通りは川のような状態となり、急速に水かさを増した水がかなりの速さで路上を流れ、路上駐車していた自動車を次々と流した。これを見て対策グループが急遽組まれ、自動車が流れないよう食い止める姿が見られた。
また、ヴェンダ・ノヴァ地区のヴィラリーニョ大通りは通行止めとなった。プルデンテ・デ・モラエス大通りでは車が水中に埋もれる光景が見られ、その様子がドゥーダ・サラベルチ下議が記録した動画で拡散された。
市内では広範囲で洪水が起き、市中央部では濁流に取り囲まれて孤立した男性1人が、市役所に電話をかけて助けを求める姿も見られた。
市防災局は24日未明に、72時間以内に70ミリ以上の雨が降った4地区に地滑りなどが起きる可能性が高いとの警報を出した。50ミリの雨が降った3地区では中程度のリスクと示す警告を発した。同時点では、この雨による死者、負傷者の情報は入っていない。
23日は大サンパウロ市圏でも、同圏最大のカンタレイラ水系に30ミリを超える降雨が記録されている。
メトロポレス(2)などによると、雨は24日も続いており、気象観測所(Inmet)は16州と連邦直轄区に24時間で100ミリ以上の雨が降るとの予報を出し、注意を促している。