習近平=G20以外でもブラジルを訪問=国交開始50周年を記念し
中国の習近平国家主席が、11月にリオで行われるG20サミット以外の目的で、ブラジリアを訪れることが決定的になったことが明らかになった。25日付G1サイト(1)が報じている。
具体的な日程はまだ確定していないが、大統領府や外務省では、11月18~19日にリオ市で開催されるG20首脳会議の前後に、習氏がブラジリアを訪れることが確実視されているという。
これは、ルーラ大統領が昨年の4月に中国の天安門広場を訪れ、習氏と会談した際に、ブラジル行きを誘っていたことへの返礼だ。
その背景には、2024年の今年が、1974年に両国が国交を結んで50周年にあたることがある。そのことで、中国との外交や交易において前向きな発展が期待できることは以前から予想されていた。
外務省も近年の外交において、中国との関係強化を最大の優先事項と明言している。また、ブラジルにとって、中国との貿易の規模は、米国と欧州連合(EU)とのそれを合算したものよりも大きなものとなっている。
国交50周年記念のイベントは、商業部門以外でも年間を通じて行われる見込みで、文化イベントなどの開催も予定されているという。