サンパウロ市=クラコランジアで集団窃盗=早朝にカメラ店が被害に
27日朝、サンパウロ市セントロでクラコランジアの麻薬常用者たちが防犯カメラの店に侵入し、略奪行為を行って多額の損害をもたらした。同日付フォーリャ紙(1)やG1サイト(2)などが報じている。
被害に遭ったのはサンタイフィジェニア街の防犯カメラ店だ。麻薬常用者たちは午前5時40分頃に店の前に現れ、シャッターを壊して中に侵入した。アラーム装置は作動したが、常用者たちが一斉に雪崩込むと機能しなくなった。
侵入者たちはカメラ、デジタル・ビデオカメラ、ケーブル、コネクターなどを盗み、逃げて行った。被害額は30万レアルに及んだという。
この時の模様は、録画映像が出回り、拡散されたことで広く知られることとなった。この辺りは犯罪が多発する場所で、日中は見張りの警備員や警察官が配備されているが、夜や朝方は警備員や警察官がおらず、そこを狙われた。
この店はこの場所に10年ほど営業しているが、店主によると、この被害で営業を停止することを考えているという。
この事件を受け、リカルド・ヌーネス・サンパウロ市市長は市警備隊(GCM)をさらに500人追加し、警備体制を強化する意向だと語っている。