先住民族相が入院加療=首都で検査後、聖市に移動

ソニア・グアラジャジャラ先住民族相が25日の公務中に体調悪化を訴え、26日にブラジリアの病院で検査などを受けた後、サンパウロ市の心臓研究所(InCor)に転院。26、27日に予定されていた公務をキャンセルし、検査と加療を続けていると28日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
26日付G1サイト(3)によると、同相は25日、ブラジリアで、環境省が主催した「アクセスと利益の共有に関する全国ワークショップ」の開会式に参加したが、体調が悪化し、26日にブラジリアのアザ・ノルテ地域病院で複数の検査を受けた。症状などは明らかにされていない。
先住民族省は26日、ブラジリアの病院での対応で体調は回復過程にあるとした上で、医師の勧告により、一連の予防検査のため、聖市の病院に入院する必要があるとの声明を出した。これに伴い、27日にサンパウロ市で予定されていた、農地占拠運動(MST)40周年を祝う政治行為」と「ソーモス・グアルヂオインス(我々はガーディアン)」という映画の公開式典への参加もキャンセルされた。
同相は26日の内にInCorに移された。InCorは26日、同相は血圧が不安定になっていたが、現在はコントロール下にあると発表していた。
InCorは28日も医師団の声明を出し、継続的なモニタリングと検査を受けており、安定した状態を保っていると説明している。