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サンパウロ市市長選=「タバタは断念させない」=ルーラが改めて明言

2024年1月31日

 ルーラ大統領(労働者党・PT)は30日、サンパウロ市市長選でタバタ・アマラル下議(ブラジル社会党・PSB)の出馬を断念させる工作を行っているとの疑惑を否定した。同日付G1サイト(1)(2)などが報じている。
 これはルーラ氏自身がラジオのCBN局のインタビューで明らかにしたものだ。ルーラ氏をはじめ、PT関係者は早くから、同選ではギリェルメ・ボウロス下議(社会主義自由党・PSOL)を推薦することを表明しており、副候補にはPTに復党するマルタ・スプリシー氏を据えることで話もついている。
 タバタ氏はジェラルド・アルキミン副大統領(PSB)が推しており、左派候補一本化のためにタバタ氏を断念させる話も浮上していた。
 だが、タバタ氏は25日、副候補とされているダテナ氏や同党のマルシオ・フランサ中小企業相らも出席するイベントで出馬を表明。これを受け、ルーラ氏は「彼女は将来のある若い政治家で、私自身も良い関係を築いている。彼女の出馬を断念させるために(交換条件で)連邦政府に迎え入れるようなことはしない」と語った。
 サンパウロ市市長選はボウロス氏と現職のリカルド・ヌーネス市長(民主運動・MDB)との一騎打ちになる公算が強い。この様相は、ボルソナロ前大統領の自由党(PL)がヌーネス氏の副候補を出すことで決着がつきそうな情勢になってきていることで、より色濃くなっている。
 ヌーネス氏の副候補が有力視されているのは、軍人でサンパウロ食料保管センター公社(Ceagesp)元会長のメロ・アラウージョ氏で、ボルソナロ氏も承諾したと言われている。


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