レヴァンドウスキー法相就任=治安対策は前路線を継承

1日、新法相のリカルド・レヴァンドウスキー氏の就任式が行われた。同日付G1サイト(1)などが報じている。就任式はプラナウト宮(大統領府)の広間で行われた。
新法相は昨年4月に最高裁判事を退任。2016年、ジウマ大統領の弾劾裁判を指揮した際、彼女の政治的権利を維持する異例の判決で波紋を呼んだ。ルーラ大統領たっての願いで今回就任。
その挨拶で、レヴァンドウスキー法相は就任挨拶で、治安対策の一つとして暴力犯罪の撲滅を上げた。「暴力との戦いを成功させるには、警察の精力的な活動を軸に、経済階層による隔離を減らす社会的格差是正を可能にする公共政策が求められる」と述べた。
さらに、リオ州やバイア州など、犯罪組織の抗争が起きているような地域にこそ、同省のリーダーシップが必要となるとの見解を示した。
レヴァンドウスキー法相は前任のフラヴィオ・ジノ氏の功績をたたえ、治安に関してはジノ氏の路線を継続していくとの意向も示した。
ジノ氏は1日付で法相を降り、昨年12月に承認された最高裁判事に就任する22日までは、22年に当選していた上議の職務につく。
また、ジノ氏の下で法務省ナンバー2を務めていたリカルド・カッペリ氏も1日付で同省を辞任。ジェラルド・アルキミン副大統領に請われ、ブラジル産業開発庁(ABDI)の長官に就任する。新たな法務省ナンバー2には、法学者で弁護士のマノエル・カルロス・デ・アルメイダ・ネット氏(44)が就任する。