スーペルコパ=サンパウロが初優勝=PK戦でパルメイラス下す
サッカーの国内一を決めるスーペルコパが4日に行われ、サンパウロがパルメイラスをPK戦の末に破って初優勝を飾った。同日付UOLサイト(1)が報じている。
今年のスーペルコパは、リーグ戦である全国選手権の覇者パルメイラスとトーナメント戦のブラジル杯を制したサンパウロと、共にサンパウロ市勢が対峙し、全国一のタイトルを争った。
この日の試合はミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテのミネイロン・スタジアムで行われた。共に本拠地から離れたところでの一戦となったが、スタジアムには4万2千人の大観衆が詰めかけた。
試合は序盤から両軍が積極的な攻撃を展開。だが、両チームとも、パルメイラスのウェヴェルトン、サンパウロのラファエルの各ゴールキーパーを軸とした堅い守りでゴールを割らせなかった。
後半はパルメイラスがやや優勢に試合を進めたが、決定的チャンスではサンパウロとほぼ互角な内容のまま、決着がつかず、試合は0―0のままPK戦にもつれ込んだ。
PK戦は先行のサンパウロが3人、パルメイラスが2人ゴールを決めたところで、パルメイラス3人目のムリーロのシュートをゴール右に飛んだラファエルが好捕。
サンパウロはその後も4人目のアラウージョが落ち着いて決めたが、パルメイラスは4人目のピケレスも、ゴール右に飛んだラファエルにシュートを止められ、万事休す。PK戦4―2でサンパウロが優勝した。
サンパウロのチアゴ・カルピニ監督は先月、ブラジル代表監督に就任したドリヴァル・ジュニオル氏からチームを引き継いだばかりだが、39歳の若さで優勝監督となった。