サンパウロ市カーニバル=ブロッコのパレードが本格化=賑わい見せるも問題点も露呈
2日から4日にかけての週末は、サンパウロ市でもプレ・カーニバルのブロッコのパレードが本格化し、賑わいを見せたが、キャンセルや過剰なまでの露店商の多さなどが問題となった。4日付フォーリャ紙(1)やCNNブラジル(2)などが報じている。
ブロッコのパレードによる「道のカーニバル」は2日から始まり、3、4日には注目を浴びている大型ブロッコのパレードも相次いだ。3日は、南部イピランガでベテラン歌手アルセウ・ヴァレンサが率いるブロッコ「ビッショ・マルーコ・ベレーザ」が大観衆を集めた他、西部のブリガデイロ・ファリア・リマでは多くの芸能人を集めたブロッコ・ダ・アブラーヴァが繰り出し、賑わった。南部サントアマーロでもブロッコ・ダ・ファヴォリッタが賑わいを見せていた。
4日は大人気ブロッコのアカデーミコが登場。同ブロッコは国内を代表する人気女優アレッサンドラ・ネグリーニが2013年からライニャ(女王)を務めており、今年も集客数の多さで目立っていた。
だが、今年はスポンサーの決定が遅れた上、ブロッコへの市の認可も例年より遅かったことなどが災いし、人気のブロッコを含む118のパレードがキャンセルされ、全体の活気にも悪影響をもたらしている。
また、路上には例年以上の露天商(アンブランテ)が出ており、観衆の通行の妨げになるといった問題も起きている。