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アルゼンチン=今年のインフレは250%?=OECDが世界最悪と予想

2024年2月6日

 経済協力開発機構(OECD)が、2024年のアルゼンチンのインフレ予測を引き上げ、同国が世界一のインフレ国となるであると予測している。5日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 この数字は5日にOECDが明らかにしたものだ。OECDは昨年11月、ハビエル・ミレイ氏が大統領選で当選した直後に2024年の同国のインフレ率を157・1%と予想していたが、今回の予測値は250・6%に跳ね上がっている。これは50%台のトルコを超え、世界一となる。
 「2023年末は世界的にインフレが高進し、2024年度の平均インフレ率に大きな影響をもたらした」とOECDは見ている。
 アルゼンチンは2023年12月に25・5%のインフレを記録。今年1月もそれと似た数字が出ることが予想されている。その背景にはミレイ大統領がペソの価値を50%落としたことがある。
 アルゼンチンの連邦議会では、このペソの切り下げを含む大統領令の見直しについて審議を行っている最中だ。
 OECDは、アルゼンチンは財政改革効果で2025年から景気が回復と予想しているものの、このハイパー・インフレにより、2024年の国内総生産(GDP)の落ち込みが大きくなることを懸念している。


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