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最高裁=トフォリ判事が見直しを要請=コーロル氏の再審要請審理で

2024年2月15日

 コーロル元大統領がラヴァ・ジャット作戦で受けた最高裁の判決を不服として起こした再審要請を受け付けるか否かの審理で、ジアス・トフォリ判事が票の見直しを申し出た。同判事は同作戦に関連した企業の賠償金の支払いを差し止める判断も行っている。エスタード紙(1)が報じている。
 コーロル被告は2023年5月に最高裁で8年10カ月の実刑判決を受けた。だが、同被告の弁護士が再審を求めたため、それを受け付けるか否かを決める審理が行われている。
 コーロル氏は、上議だった2010年代、ペトロブラス傘下のBRディストリブイドーラ社の事業契約に関し、UTCエンジェニャリア社への便宜を図ったとして、贈収賄工作を行った疑いをもたれていた。この裁判ではコーロル氏の他、企業家2人も有罪判決を受けていた。
 再審請求の審理は9日に行われ、報告官のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は再審理を却下する判断を下した。
 ところが2人目の投票者として登場したトフォリ判事が、票の見直しを求めた。票の見直しを求めた判事は最大90日間の内に審理を再開する責任がある。
 トフォリ判事はラヴァ・ジャット作戦での贈収賄工作疑惑で巨額の賠償金を求められていた建設大手のノヴォノル(旧オデブレヒト)社と食品大手のJ&A社の賠償金を差し止める判断を行い、話題になったばかりだ。同判事はその判断の決め手として、パラナ州連邦検察局のラヴァ・ジャット作戦班とパラナ州連邦裁判所との間の事前の裁判取引疑惑を理由に挙げている。
 なお、トフォリ判事は、23年5月の裁判では有罪に票を投じていた。今回の再審要請が拒否されれば、元大統領は刑に服す必要がある。


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