リオ州=豪雨で8人が死亡=大半は土砂崩れで
21日夜、リオ州で豪雨が降り、土砂崩れなどで少なくとも8人が死亡した。そのうちの1人は2歳の子供、もう1人は生後8カ月の赤ちゃんだった。 22日付G1サイト(1)(2)が報じている。
犠牲者が出たのはフルミネンセ海岸部のジャペリとノヴァ・イグアスで各2人、南フルミネンセのバーラ・ド・ピライで4人だ。
ジャペリでは2歳の男児カレベ・ジェフェルソン・ヴェローゾ・コスタちゃんが亡くなった。カレベちゃんの家は浸水被害にあい、両親が5人の子供を連れて一度、義兄弟の家に引き上げていた。母親のクリスチーナさんは夫とともに近くに住む母親を助けに向かったが、その時に義兄弟の家が土砂崩れに遭い、カレベちゃんと双子の姉妹のジャデちゃんが埋もれてしまった。
ジャデちゃんは助けられたが、カレベちゃんは救助された時には、もう既にこと切れていた。
カレベちゃんの祖父のカルロスさんによると、家が崩れた際、ガス管が切れたため、カレベちゃんは瓦礫の下で大量のガスを吸って亡くなったと語り、嘆き悲しんでいる。
ジャペリでは、アナ・カロリーナ・ソドレさん(24)も土砂崩れに巻き込まれ、救出されたものの、ケガがひどくて助からなかなった。
ノヴァ・イグアスでは、59歳と37歳の男性が遺体で発見されている。
バーラ・ド・ピライでは丘の上にあった住宅の崩壊で60歳の女性と息子夫婦、孫(男児)が死亡。孫は生後8カ月だった。
また、同市では国道393号線が陥没し、通行止めとなっている。