ビーチサッカー＝ブラジル代表がＷ杯制覇＝サッカーより先に６度目

　アラブ首長国連邦のドバイで現地時間の２５日に開催されたビーチサッカーのＷ杯決勝で、ブラジル代表はイタリア代表を６―４で下し、通算６回目の優勝を決めた。２５日付ＵＯＬサイト（１）やグローボエスポルテ（２）が報じている。
　ブラジル代表は試合開始３分にイタリアに先制されたが、大会ナンバー１との定評のあるイタリアのキーパー、カザピエリに手こずりながらも、第１ピリオド終了間際の１２分にロドリゴが同点ゴールを決めた。
　第２ピリオドも序盤は膠着したが、１９分にイタリアのカザピエリが退場処分となったのに乗じたブラジルは、すぐさまロドリゴが鮮やかなオーバーヘッドキックを決め、１点リード。イタリアも直後に追いついたが、ブラジルはブルーノ・シャヴィエルのゴールで突き放した上、相手のオウン・ゴールも招き、４―２とリードした。
　最終の第３ピリオドでは、ブラジルが点を奪ってはイタリアが取り返す展開が続いたが、結局、６―４でブラジルが優勝を決めた。
　ブラジルの優勝は２００６〜０９年の４連覇、２０１７年に続き６度目で、史上最多記録を更新した。同大会ではロシアが３度、ポルトガルが２度、フランスが１度優勝している。
　ブラジルはサッカーのＷ杯でも５度優勝しているが、６度目の優勝はビーチサッカーが先に果たすことになった。この大会でのブラジル代表は、グループリーグから６戦全勝での優勝となっている。