パライバ州=下議に20年の実刑判決=州スポーツ局での不正疑惑
パライバ州選出の下議が、収賄などの疑いで20年の実刑判決を受けていたことが明らかになった。25日付G1サイト(1)が報じている。
有罪となったのはルイ・カルネイロ下議(ポデモス)で、パライバ州地裁が22日に、横領と詐欺、資金洗浄の罪で20年の実刑判決を下した。また、75万レアルの公金返還も求めている。
また、この判決では、同下議以外にも3人が有罪となったが、2人には無罪判決が下っている。
今回の案件は、カルネイロ氏が同州の青少年スポーツ・レジャー局(Sejel)局長だった2009年に遡るもので、同年1月に締結されたデスク・モヴェイス・エスコラーレス・エ・プロドゥト・プラスチコス有限会社との間の契約に不正があったという。
この事件では、デスク社が入札を経ずに二つのスタジアム用のスポーツシート(背もたれ付き5千席分と背もたれなし4万2千席分)の契約を行った上、水増し請求を行った嫌疑がかけられている。
カルネイロ氏は収賄や公金横領などの疑いがかけられており、州側の損害は150万レアルとされている。
この件は2013年から捜査が進められ、18年にパライバ州検察局が地裁に訴えていた。
22日の判決ではカルネイロ氏とSejelの会計担当、デスク社の役員2人の計4人が有罪となっている。
カルネイロ氏は2010年に下議に当選。14年のパライバ州知事選に副候補として落選した後、18、22年の下議選で当選している。
今回は1審判決のため、カルネイロ氏らは控訴が可能だ。