保健省=インフルエンザの予防接種=北部以外は25日から開始

保健省が2月28日、例年は4~5月に行うインフルエンザの予防接種キャンペーンを3月25日から行うことを決めたと同日付保健省サイトなど(1)(2)(3)が報じた。
キャンペーンの前倒しは、呼吸器系疾患を引き起こすインフルエンザウイルスが既に蔓延し始めたためで、気候上の理由で11~12月に接種を行った北部を除く、北東部、中西部、南東部、南部が対象となる。
インフルエンザウイルスの蔓延は例年なら5~7月だが、今年は例年より早い発症が報告されており、本格的な冬が来る前に接種を行う。インフルエンザの予防接種は新型コロナへの感染と区別するためにも役立つ。
接種対象は、生後6カ月~6歳未満の子供、生後6カ月~9歳までの先住民族の子供、医療従事者、妊婦、産後間もない女性、基礎教育及び高等教育機関の教師、先住民族、60歳以上の高齢者、路上生活者、治安部隊や救助部隊の専門家、軍人、非感染性の慢性疾患やその他の特殊な臨床症状のある人、恒常的な障害のある人、トラック運転手、都市部及び長距離の公共道路交通従事者、自由剥奪システム(刑務所や少年院)職員、社会教育的措置下にある12~21歳の青少年や若者だ。今回が初接種の子供は30日後に再接種を受ける必要がある。
今年のキャンペーンでは3種のウイルスに対応するワクチンが使われる。