ブラジル人女性=インドで集団強姦被害に=バイクで横断の旅の途中
夫と共にインドを旅行中のブラジル人女性がキャンプ中に7人の男性に襲われ、強姦被害を受けた。3日付UOLサイト(1)などが報じている。
この事件は現地時間の1日夜、インドのジャールカンド州ドゥムカで起きた。フェルナンダ・サントスさんはこの時、スペイン人の夫ヴィセンテ・バルベラさんとキャンプを張っていた。
その時、7人組の集団が現れ、ナイフで夫妻を脅し、暴行を加えた。2人の体には暴行による青あざなども生じたが、フェルナンダさんは強姦被害も受けた。
犯人たちは所持品も奪ったが、フェルナンダさんは、「私の体が目当てだったのか、盗まれたものは少なかった」と語っている。
夫妻は事件後、ネットを通じて強姦被害に遭ったことを報告。フェルナンダさんは傷だらけになった姿を見せ、「死ぬかと思った。生きていることに感謝したい」と語った。
この事件を重く見たインド政府が捜査に乗り出し、現在までに4人の容疑者が逮捕されている。ブラジル外務省によると、インド当局は既に7人全員の身元を特定しており、捜索を続けているという。また、ジャールカンド州政府はフェルナンダさんに1万2千ドル(6万レアル)の賠償金を払ったとも報じられている。
フェルナンダさんはゴイアス州生まれで、現在はスペインに帰化。これまでに世界66カ国をバイクで横断しており、その体験からネット上で17万7千人のフォロワーを誇るインフルエンサーとして知られていた。事件当日はネパールにバイクで向かう旅の途中だった。